『大学生はお金がないので、商品やサービスを使わないのでは?』と、よくお声をいただきます。
しかし成人式や就職活動、卒業旅行など様々なイベントがあるため、大学生は皆さまのイメージよりも商品の購入や利用が多いです。
今回は大学生向けプロモーションの内容や、メリットデメリット、プロモーション企業一覧まで、この記事を読むことで大学生向けプロモーションの特徴を知っていただけるよう、記載させていただきます。
目次
1.大学生向けプロモーションとは?
大学生向けプロモーションは、『大学生に対して、学内外問わず広告や販売促進、PR実施』を指しています。
従来、大学生に対してのプロモーション手法は、交通広告や四大メディア(TV、ラジオ、新聞、雑誌)が主流でした。
しかし、従来の手法は他のターゲット層にもアプローチとなり、『より大学生に特化した手法はないか』という声に応えるため、大学生向けプロモーションは存在します。
■ 大学生向けプロモーションの一例
ここでは、大学生向けプロモーションをいくつか紹介させていただきます。
・1 SNSプロモーション
TwitterやInstagramを中心に、一般大学生が普段から利用しているアカウントから企業情報を配信します。
一般大学生アカウントの平均フォロワー数は300~350程度ですが、多くのアカウントから情報配信することで、大学生にリーチすることが可能です。
大学生にとって相性の良いツールであり、キャンペーンサイトへの誘導や、企業のSNS企画への参加など、幅広く実施されています。
・2 WEBサービス会員獲得プロモーション
就活やライフスタイル関連といった親和性の高いサービスを学生に案内し、ユーザー(会員)を獲得するプロモーションです。案内方法はプロモーション企業により様々ですが、自社サービスの大学生会員に情報を配信するケースが殆どです。
こちらの会員獲得プロモーションは成果報酬型で実施しているケースが多く、余計な広告費を使わずに大学生にリーチすることができます。
・3 タダコピ
出典元:タダコピ
タダコピは、大学内にある『タダでコピーができる、コピー機』です。大学生は無料で利用ができるため、大学生は頻繁に利用しています。タダコピは、コピー用紙の裏面が企業広告であり、大学生が授業の合間や、勉強中にリーチをすることが可能です。
また『女子大』や『上位校』、『東京エリア』といったように大学を選定する事ができ、ターゲット学生にあわせたプロモーションをすることができます。
・4 学食トレイ広告
出典元:大学生広告ナビ
学食トレイ広告は、大学内食堂にて食事の際に利用するトレイにA4サイズの広告シールを貼る媒体です。
1か月間掲載で、何度も大学生にリーチするため、継続的に刷り込みをおこなうことができます。
また食事中であるため滞在時間が長く、複数人で食事をおこなっている際、口コミが発生しやすいことも特徴のひとつです。
2.『大学生』というターゲット選定について
『若者』という括りにおいて、『大学生』というターゲットはどのような特徴があるのか、よくご質問をいただきます。大学生のターゲット選定におけるメリット・デメリットを、以下にまとめました。
■ メリット
・1 購買行動に直結しやすい。
高校生と比較し、大学生はアルバイトをしている割合が高いため、扱う金額はおのずと大きくなります。
また社会人と比較し大学生は時間があるため、長期間を有するもの(海外旅行、車の免許、資格勉強等)は相性がいい傾向にあります。
大学生は上記の二面を持ち合わせており、購買行動に直結しやすいターゲット像といえるでしょう。
・2 SNSとの相性がよいため、拡散を図りやすい。
大学生はTwitterやInstagramといったSNSを使用し、日々情報を手にしているため、相性は非常によいかと思います。
ただ、様々な企業がSNSを用いたプロモーション活動をおこなっておりますが、大学生に届いていない(=見られていない)ケースが多く、適切にプロモーションができていないことが多々あります。
適切にプロモーションができた場合、大学生が自発的に拡散をするため費用対効果が高いことも特徴です。
・3 新卒採用において、認知度をアップできる。
新卒採用を実施している企業のほとんどは、ナビサイトや合説において就活生にアプローチをおこなっています。
しかし、学生プロモーションを用いて新卒採用をおこなっている企業は少ないため、競合他社と差別化を図ることが可能です。
■ デメリット
・1 ターゲット層として狭い場合がある
文部科学省の「平成30年度学校基本調査」によると、290万9千人の大学在学生がいます。
大学生は年々増加傾向にあるものの、プロモーション内容によっては少ない場合があります。
その際は高校生や新社会人など、『若者』というセグメントでプロモーションする事を推奨いたします。
・2 『大学生』というセグメント設定が難しい
特にWEB広告を用いたプロモーションの場合、ターゲットとなりうる『年齢』は選定できるが、『大学生』か否かは選定できない場合があります。(※Instagram広告等、一部可能。)
そのため広告の『ムダ打ち』が発生し、効果測定が難しくなるため、大学生へのプロモーションを実施しないケースがあります。
このような場合は、『大学生データベース』を保持している企業に相談することがベストです。
・3 長期休暇が多いため、プロモーション手法が限られる
大学や学部によりけりですが、1年間の約半数は休日と言われています。特に8~9月の夏休み、2~3月の春休みはほとんど学校に大学生はいません。
そのため大学内での広告展開は長期休暇中はオススメできず、他の施策で代替する必要があります。
代替する場合は、『SNSプロモーション』やデータベースを用いた『大学生に直接訴求できるサービス』を推奨いたします。
こちらでは、大学生向けプロモーションをおこなっている企業を3社紹介します。
各社ともに特色のある企業のため、大学生向けプロモーションをご検討される際はぜひ参考にしていただければ幸いです。
■ 株式会社ビーウェル
出典元:株式会社ビーウェル
ビーウェルは創業15年目で、大学生向けプロモーション業界では歴史のある会社です。
大学生向けフリースペース『ALPSCHOOL(アルプスクール)』を運営しており、大学生と日々関わっているからこそ、大学生ニーズを把握したプロモーションを提案していることが特徴です。
また韓国ソウルにて日本就職スクール『KOREC(コレック)』を運営し、多数のメディアにも取り上げられています。
■ 株式会社イオレ
出典元:株式会社イオレ
イオレは東証マザーズに上場し、日本最大級の連絡網サービス「らくらく連絡網」
また学生向け求人バイト「ガクバアルバイト」や、広告プラットフォーム「pinpoint」といった多岐にわたるサービスを展開していることも特徴です。
■ 株式会社スマートキャンパス
出典元:株式会社スマートキャンパス
スマートキャンパスは、コピー用紙裏面を広告掲載スペースとすることで無料コピーができる『タダコピ』を運営している企業です。
また、頑張る学生を応援する家『Smart Campus house』も運営し、地方から上京する就活生や東京でチャレンジしたい大学生をサポートしています。
4.まとめ
大学生向けプロモーションを行っている企業は、数は多くないものの、それぞれに特色があります。
そのためプロモーションをする手段や方法に応じて、企業選びをすることがベストです。
ビーウェルでは、全国の大学及び大学生ネットワークを活用し、企業の最適なプロモーションをご提案します。
今すぐプロモーションを実施する予定がなくても、過去の事例やサービスについてご説明しますので、ぜひお気軽にビーウェルまでご相談ください。